「醸家倶楽部」は樽熟成の「素」です。
しかし樽熟成の「素」と言われても何の事なのか解りませんね。

そこで「醸家倶楽部」とは何か？に付いて少し触れておきたいと思いす。

味の素だったら料理にひと振りで味が決まる、というイメージがすぐに湧くと思います。
樽熟成の素「醸家倶楽部」もそれとほぼ同じ様に「素」を入れる事によって酒類の味を劇的に変えるというものです。

普通は蒸留所でなければ難しい樽熟成を、「自宅で手軽に簡単」にやってしまおうというのが基本コンセプトです。

具体的に言うと蒸留酒に「醸家倶楽部」を加える事によって簡単にウイスキーの様な華やかで深みのある熟成酒を作り出すというものです。

では蒸留酒をウイスキーの様な熟成酒に変える「素」の仕組みとはどんなものなのかご説明します。

ウイスキーやブランデーの様な熟成酒はオーク樽の中に貯蔵しておく事で風味豊かな味になります。オークには様々な香味成分が含まれていて、それがスピリッツの中に溶出し、お互いに複雑に作用し合います。

しかしここでひとつとても重要な事があります、それは樽の内側がチャー（焦がす）してある事によって初めてスピリッツが琥珀色になり華やかな香りを醸し出すという事です。焦がす事がとても重要なポイントになります。

樽熟成の素「醸家倶楽部」は15㎜Φx80㎜の円筒です。ですから樽の様に内側をチャーする事は出来ません、だからといって外側を焼いたのでは、真っ黒な炭になってしまいます。

そこでここが「醸家倶楽部」の胆となる部分なのですが、単にオークを焼き焦がすのではなく、コーヒーのように粉砕してローストした微粉末を小さなオークの筒の中に詰め込むのです。
こうする事によって樽よりも早く琥珀色になり、成分も早く抽出される様になります。

「醸家倶楽部」で作る熟成酒にはプロの作る様な完成度はありませんが、手づくりの良さがあります。何よりも自分でつくったという大きな満足感があります。

世界で唯一自分だけのオリジナルです、これだけは何ものにも代えがたいものです。樽熟成の素「醸家倶楽部」で熟成酒をつくって存分にお楽しみください。