オーク樽で熟成するという不思議。

ウイスキーのグラス

ウイスキー、バーボン、ブランデー、ゴールドラムそれぞれが琥珀色に輝く味わい深い蒸留酒です。
さてこれらの酒類に共通しているのはいったい何んだと思いますか?

琥珀色、鼻腔を抜ける甘い香り、高いアルコール度数。
どれも正解です。
しかしこれらの蒸留酒にもっとも重要な共通点がひとつあります。
それは何かと言いますと、どれもが「オーク樽での熟成」を経ているという事です。

オーク樽

醸造酒や蒸留酒を問わず、多くの酒類はオーク樽に寝かせる事で、深い香りと味わいに変わります。

オーク樽はブラックボックスです。
無色透明な蒸留酒をこのブラックボックスに入れると、出てくる答は琥珀色に輝く芳醇な香りを持った熟成酒。

普通樽熟成は大きな設備の整った蒸留所でなければ出来ないものだと思われています。
しかし、もしこのブラックボックスが扱いやすく、誰もがたやすく手に入る物だとしたら、自宅でも簡単に樽熟成が出来るはずです。

逆転の発想

オーク樽内側

先程オーク樽はブラックボックスだと書きましたが、このブラックボックスの中は一体どの様になっているのでしょうか?

答はいたって単純なものです。
樽の内側をバーナーで焼き焦がしただけ。

オーク材を焼き焦がす事で甘い香り成分が生まれ、その他の多くの成分と共にアルコール中に溶出して素晴らしい熟成酒を生み出すのです。

だとすると単純に考えて、焼き焦がしたオーク樽が手に入れば自宅でも容易に樽熟成が出来る事になります。

しかし自宅ではそこまで大掛かりな事は出来ませんから、発想を切り替えて樽の中に原酒を寝かせるのではなく、原酒の中に小さな樽を寝かせるという事をすれば、自宅での樽熟成は簡単に実現する事になります。逆転の発想と言う訳です。


樽熟成の素「醸家倶楽部(かもしかくらぶ)」

オーク樽カプセル1

ホワイトオークでできたカプセル。
これが小さなオーク樽です。
樽熟成の素「醸家倶楽部」
サイズは15㎜Φx 80㎜。

オーク樽カプセル2

カプセルのキャップを外すと中に黒いパウダーが入っています。
これはオーク材を粉砕してローストした物です。
このパウダーがオーク樽の焼き焦がした部分の代わりをします。


正に逆転の発想で生まれたのが、樽熟成の素「醸家倶楽部」です。
醸家倶楽部は小さな樽です。市販の酒類のボトルに投入する事で、ボトルの中で樽熟成してお酒を琥珀色の樽熟成酒に変えます。


カプセル投入

樽で熟成させてない市販の酒類(蒸留酒がお勧め)を用意していただき、その中に「醸家倶楽部」を投入して下さい。

投入後熟成

アルコール度数が30°以上であれば、半年前後でウイスキーの様な深い香りと琥珀色に輝く樽熟成酒が出来上がります。
これがワインであれば樽香のする樽熟成ワインが出来上がる訳です。